大切なもの。

ちょっと、書き残しておきたい。

ずっとないと思っていたものが、今日見つかった。

 

僕は高校を三年で中退した。

その中退するまでの、何週間、不登校だった。

そのときに、担任の先生から贈られた一通の封筒があった。

 

その封筒の中には、

クラスメイトからの、メッセージが書かれた紙が入っていた。

 

当時の僕は読んだ瞬間、惨めな気持ちを感じた。

そして、捨ててしまった。

誰もわかってくれるわけないと思ってたから。

そんなの嘘だろうって思ってたから。

 

でも捨てて、何ヶ月後に引きこもり生活を始め、

幾ばくかの時が過ぎた時、

急にそのメッセージが読みたくなった。

でも、どこにもなかった。

それを、ずっとずっと後悔していた。

 

でも、今日、その封筒が見つかった。

たまたま別の探し物をしていた時に、見つけた。

母が大事に取ってくれていたみたいだった。

 

そして、その封筒の中のメッセージを、

一つ一つ見て、衝撃を受けた。

俺はこんなに愛されていたのかと。

こんなに優しい配慮をしてもらってたのかと。

 

 

多くの文章は、一緒に卒業しようという文体となっているが、

その中身は一人一人違く、

 

一緒に仲良くするのは当たり前だろう、

といった雰囲気で言葉を綴ってくれる人。

 

天然な空気から醸し出す、軽い雰囲気で、

言葉を綴ってくれる人。

 

こちらの気持ちに配慮して、

言葉を綴ってくれる人。

 

共感して、

言葉を綴ってくれた人。

 

自分と一緒に何かすることが喜びだし楽しい、

といった雰囲気てま言葉を綴ってくれた人。

 

またどの文章にも共通しているのが、

私達は仲間だよね、という視点で言葉を綴ってくれていたこと。

 

あの時、同じクラスだったよね。

同じ、部活の仲間だよね、一緒にやろうよ。 

同じ、クラスなんだから、一緒に卒業しよう。

一緒に卒業まで、楽しもう。

同じ、駅だろう。

 

そして、だから待ってるよ、待ってるぞって。

 

今日、俺はこの文章を読んで、

俺はどれだけの愛を拒んできたのか、ということに気付いた。

もし、今俺が彼らと同じ文章を書き、

受け取った相手が、受け取らなかったとしたらどうだろう。

すごく、罪悪感や後悔の気持ちを抱くと思う。

 

 

ずっとずっと、一人だと思っていた。

自分なんか待ち望まれてるわけないと思っていた。

怖くて怖くて仕方がなかった。

だから、何もやる資格はないって、ずっと自分のことを責めてた。

 

でも答えはそうじゃなかった。

もっと簡単なところにあった。

ずっとずっと戦ってきたけど、戦わなくてよかった。

ノートを48冊も積み上げなくてよかったんだ。

 

でもきっと、これだけ積み上げないと、

自分はこの愛を受け取ることはできなかったんだろうな。

そう思うと、不思議と、よく頑張ってきたなと思える。

 

きっと、すぐそこにある愛を受け取らずに、

頑張ってきたんだと自覚したからこそ、

自分の頑張りを認められたのかなって。

別にそんなことしなくたって、よかったんだぞ、的な形で。

 

今日は、本当になんなんだろうなぁ。

自己概念が壊れまくってる笑。

なんかもう、怖かったもんのほどが、幻に思えてきた。

なんで、こんなに必死に心と向き合ってきたんだろう笑。

 

自分の軌跡がバカらしく思えるほどに、

答えはずっと側にあったってことなんだろうな。

本当に本当に感謝しかないし、幸せだなぁ。

 

受け取って、色々と還元していこう。

誕生日の日にこんだけ心の変革が起きると、

明日からどうなるんだろうな。今年一年楽しみだな。

たくさん、飛躍しよう。