リーダーとは。

リーダーには、様々な姿があると思う。

リーダーシップを発揮するリーダー。

コミュニケーションを重視するリーダー。

 

様々あると思うが、僕にとってリーダーとは、

どれだけ自分の感覚を誤魔化さないか、

が非常に重要だと思っている。

 

というものの、

基本的に、組織が本質的に共有する感覚や感情は、

皆、同じだと思っている。

だから、リーダーが自分の感じてる感覚を誤魔化すと、

必ず、その誤魔化した感覚や感情を持って、

問題を作り出す人が、現れると思っている。

 

表面的には、トラブルメーカーに見えるが、

大抵、こういった人は、組織の本質的な問題を見せてくれる。

 

というものの、個と組織では明らかに違う点がある。

それは、組織側から、感覚を提供されることだ。

方針であったり、ビジョンであったり、目標であったりなど。

 

しかし、この感覚に、馴染めない人というのは必ずいる。

基本的に全ての感覚は、全ての人が本質的に持っていると僕は考えるが、

国によっても家族によっても思考パターンは異なり、

感覚に対しての罪悪感の度合いは人によって変わる。

 

この罪悪感が、大抵、問題を作るのだが、

この罪悪感というのは、表面的に中々見えない。

だからこそ、ついていけないもの、というのは必ず現れる。

 

 

ここでは、受容や共感が求められる。

まずは、その人が新しい感覚を手にすることに対し、

罪悪感を抱いていることを認めてあげる必要がある。

 

こうした、受容や共感を行わないと、

そのものは緊張や恐れや不安や怖さ、

また悲しさや寂しさや、色々な感情を抱える可能性がある。

 

もちろん、それを感じるのは、

そのもの個人が特別おかしいわけではなく、

全体的には、組織の中の問題であることがある。

大抵、感受性の強い人程、そういう感情の影響を受けやすい。

 

そうして、受容や共感を行うことで、

その人が、新しい感覚を手にすることに対して許可が入ることがある。

 

 

しかし、もう一つリーダー側にはやることがある。

受容と共感だけでは、人の成長を促すことはできない。

 

だから、人の進むべき指針を、示していく必要がある。

これは受容と共感の観点から見ていくと、非常にわかりやすい。

 

受容と共感というのは、目の前にいる人の感覚に対して、

肯定するといった形で愛を注ぐこと。

要は、あなたの感じてる感覚を真実ですよ、と伝える行為。

 

対して、指針を示すというのは、

相手が感じていないが、真実である感覚を様々な形で提供すること。

例えば、アドバイスに関してもそうだろう。

アドバイスは、体験した時に得られた感覚を、真実とみなして、

こうした方が良いよと伝える行為。

 

そこは、知らない相手にとっては、新たな指針となり得るもの。

つまり、どこかでは、これを示していく必要がある。

しかし、この塩梅は非常に難しいと感じる。

 

 

ゆえに、個人的には、自分の感覚に目を向けることだと思う。

人は、大概、自ら主体的に変化しようとしないとき、

人の罪悪感や無価値感というのを見つめることがある。

 

別の言葉でいうのなら、あいつがやらないからといったような言葉だ。

もしくは、相手にこんなことしたら悪いんじゃないか、という感覚。

つまり、リーダーには、この感覚を、周りに感じさせない立ち回りが必要になる。

個人的には、それがリーダーに一番求められるものだと感じている。

 

組織に別のグループがあるなら別に良い。

部下は他の人に影響を受け、こうなりたいという願望を持ち、

自ら主体的に変化していく可能性がある。

しかし、グループはここしかないとしたら、誤魔化しは効かない。

大抵、リーダーと部下の感情は変わる必要があり、

どちらかにその感情を感じていくリーダーシップが求められる。

 

もし、リーダー側がプレッシャーを感じていた場合、

大概、部下も何かしらのプレッシャーを抱えていることがある。

なぜなら、プレッシャーを和らげる感覚がその場に与えられてないから。

だから、ここでは、和らげる感覚を与えていく必要がある。

しかし、それには、リーダーが自らの感覚を誤魔化さないことが必要。

 

プレッシャーを感じるならプレッシャーを感じて良い。

不安なら不安でも良い。

でもその中で、はっきりと、

この感覚は、組織全体で共有しているものだと感じる意識が大切。

そうして、そこから与えるものを探していく。言葉でも行動でも良い。

 

大概、真実の答えは自分が安心、落ち着くものであることが多い。

そして不思議なことに、その言葉を言うと、

組織全体の雰囲気が変わることもある。

 

 

また、この共有してる感覚は匂いからも探ることはできる。

どれだけ感情を誤魔化しても、生理的な反応には現れる。

誰かが匂いを発したとき、もしくは自分が匂いを感じたとき、

大抵、抑圧された感情が現れてることが多い。

生理的な反応は嘘をつかない。

 

だから、そこから組織全体の問題を探すのもありだと思う。

 

というわけで、リーダーには、

願望を抱かせるような立ち振る舞いと、

自分の感覚を通して相手の感覚を探っていく素直さなどが、

必要だと感じる。

 

とざっくりまとめてみた。

だが、腹痛を感じるので、明らかにこの限りではないだろうし、

敷き詰めればまだまだ奥深いところだろうけど。

それがまた、楽しいなぁと感じる。

けど、一先ず、自分のプレッシャーの癖をなんとかしないとなと思う笑。