セラピー1(保存用)

10.20年後、これを見た人が世界に羽ばたいていきますようにという思いを込めて。

 

1.□自分の与えるもの→相手にしてほしいこと、の順で書く。

 

・例。

貴方に優しくします→貴方は僕の優しさを本当に嬉しそうに受け取ってください。

 

・目的。

自分の中の承認されたいマインドを引き出す目的。

ただ単純に与えたいというマインドを通して与えてる時、人は傷つかないが、

何かを貰おうとしている時、人は受け取ってもらえないと傷つく。

 

このワークにより、もう傷つきたくないから、私は与えないというマインドを変えることが可能になってくる。

 

・解説

イメージを持つならば、それは全てファンタジーという手法を用いて作ったもの。

基本的に、誰かに対しての承認を求めてるマインドが存在している時、

何かを与えた時にこのマインドを巡った思考が生じる。

 

そうすると、自らの承認欲求を嫌っている人ほど、

私はまずいことをしたかしてないか、という自責思考になりやすく、

また、近い関係性になると、このマインドを通して怒りが生じることになり、

どちらにしても、喜びという感情が受け取れなくなる。

 

・効果

心は心の中で完了さえさせてしまえば、現実に受け取ったことと同じ体感が起きる。

承認とは名ばかりで、選択をしていないだけであるので、

欲しいものとそれを受け取ったという選択により、その現実を今ここで創造し、

自分の承認を求めているマインドを完了させる。

 

これにより、同じ思考が無意識的に生じることはなくなる。

 

この承認されたい部分を隠すための保障行為も減る、

というよりは、補償行為をして手に入れたかったものを今ここで手にするので、

その部分においての補償行為はやらなくなる。

 

つまり、自分の何かを求めるためにこの行動をする、という一つの選択がなくなるので、そのぶん、余裕ができ、落ち着きがでるという効果がある。

 

・注意点

与えるものを何にするかによって、強い怒りが生じることがある。

例えば、親に満たしてもらえなかった何かを引き合いにして、

その時に与えたものを書いた時、

場合によっては、「私の人生がこうなったのは貴方のせいだ」というマインドが生じることがある。

 

基本的にこのワークは、与えた時に喜びを感じないのならば、

それは何かを奪うために与えたという前提を用いてるので、

子供の時に満たしてもらえなかった痛みにモロにぶつかることがある。

 

過去に満たしてもらえなかったものを、自分で満たすと選択する時、怒りが生じるのは、期待があっただけに仕方がないことである。

それを満たしてもらえていればこうはならなかった、と感じるの当然である。

ある意味でそれは事実でもあり、事実でもない。

 

・対策

ここで何よりも求められるのは、アカウンタビリティの概念である。

例え子供だから判断能力に欠けるという事情があれど、

奪うために与える選択をしたのも、親の言葉を間に受けて自分を酷く責めたのも、自分の責任である。

 

全てが今ここにあるという前提においては、子供の時の痛みを選択し続けているのは常に今の自分。

 

つまり、今の自分が子供の頃の痛みを選択してるのだから、

子供の時の自分も、自分の最善でその選択をしたんだよね、

という部分に入る必要がある。

 

この概念は、自分を責めるためにあるものではない。

子供の頃の自分に最善の選択をしたんだよねと、

ありのままをただ認めてあげるための選択である

 

要は、自分で自分を満たすという選択をするために、

今までの自分は自分なりの最善の選択をしたんだよね、という風に卒業証書を贈るようなイメージで承認することである。

 

要は過去との決別と未来への選択を今行うということである。