セラピー7(保存用)
7□自分の中で本当はしたくないと思ってることを書く。
・例
私は人のことを受け入れたくはありません。
私は人の気持ちを分かりたくはありません。
私は傷つきたくはありません。等々。
・目的
過去に答えてもらえなかった自分の欲求がある時、
その欲求を持つ人の欲求に答えてやるもんか、という判断に向く場合がある。
この時、その判断を保持しているだけなら良いのだが、
その判断が何か悪いように感じると、
その欲求を持つ人を何とかしないといけないような意識が働いてくることがある。
そうすると、私の潜在的な欲求を持つ人の存在を、
選択の余地がない状態で期待してくる人のように感じ、辛くなることがある。
実際のところはそうではないのだが、
この時、理性で考えても、自分の潜在的に抱えてる欲求を通して、
「こんな気持ちにさせてしまうじゃないか」という思考の流れになりやすく、
抜け出せない状態が続いてしまうことがある。
なので、本当にしたくないことをしないと選択することで、
私はその欲求には答えないと選択して、
抜け出せない状態を抜け出していく目的がある。
ただあくまで、この選択は、自分の過去の依存心に向けられての選択なので、相手を拒絶するような選択にはならない。
・解説
昔自分の依存心を満たしてもらえなければ、
誰かの依存心を満たしたいと思わないのは当然である。
しかし、前述したようにその判断に罪悪感があると、
誰かの依存心を満たすという自立の方向性に向かうが、
これは受け取れない痛みを作ることになる。
なので、罪悪感を抱える前の判断した部分に立ち返り、
自分は本当はそれをしたくなかったんだと認めていく。
この時、今の目の前の人との関係性のみで考えると、拒絶してしまうような感じや、
傷つけてしまうような感じを感じたりすることもあったり、
関係性を壊す必要があるんじゃないかという思考に駆られることもある。
しかし、それは、私はその人の期待によって、怒りを感じさせられたという見方から生じるもの。
実際のところは、過去に私がしたくないけど、罪悪感からしようと選択したからであり、その見方をすると、関係性を壊す必要もないことも、
その人が過度な期待をしているわけでもないのも、不思議と見えてくる。
そうすると、「私は罪悪感から誰かのためになる選択をしてきたが、その中で身につけてきたことや、残してきたものは、私の長所だ」と受け取る方に意識が向く。
自分の過去の依存心が自分で満たせるようになったことで、
自分の今までの行動が持ち運び可能なものになる。
・効果
上にほど書いてしまったが、
自分の過去の依存心との決別を選択を持って行う。
要は自分の中で期待していたマインドをもう期待しないと選択することで、
「私のこの欲求に対して貴方は無理に答えなくて良い」という、
頼るか頼らないかはその時に決めようと、余裕の持てる状態にできる。
・注意点
私がしたくないという選択をする時、非常に辛い感覚になることがある。
これは過去の「これを満たしてもらえないなんて辛すぎる」
という気持ちからもたらされる感覚である。
なので、しないと選択することが、たとえ相手のことであったとしても、
非常に辛いし嫌だなという気持ちになることがある。
また、自分が最低のような人でなしのような感じに、感じることもある。
・対策
あくまでそれは、自分のニーズが感じさせるものという認識を持つこと。
昔の自分はそのニーズを誰かに満たしてもらうことが、必要だったかもしれない。
しかし、今の自分にはそれが本当に必要なのか?その問いを自分に行うこと。
ここでの「しない」という選択は、
ある角度から見ると、「信頼」という選択を行うことでもある。
必ずその「しない」という選択を行う時、
自分と似たようなニーズを持つ人が浮かぶことが多いが、
ここでは、その人に私は何もしなくても大丈夫という信頼を、
自分の痛みを超えてできるかどうかにかかってくる。
他には、まだ怒りや痛み等々の被害者マインドが強い部分に関しての、
「しない」という選択の場合は、激しい怒りやを感じたり、
自分の選択だけでそれが起きたような気がしないこともあるので、
こういう時は、そこを今は避けるというのも一つ。
被害者のマインドが強くあるときに、
自分と似たような被害者の人を助けない選択をするのは、
中々辛いものがあるように感じる。