いじめられたときとその後の心構え。
僕のいじめられた経験を通して、
現在、いじめで悩んでいる子に向けて、何か少しでも書けたらなと思います。
1いじめられたとしても、自分を弱いと思わなくて良い。
殴られることも、いじめられることも決して弱いことではない。
むしろ、耐えられるという強さがあるということ。
あなたをいじめている人も、あなたの周りに居る人も貴方の辛さを体験していない。
あなたはその辛さを感じながらも、他の人と同じように、
生きて行動してと、普通の人のように毎日を過ごした。
貴方の我慢強さは、殴る蹴るの強さよりも遥かに価値のあるもの。
2.やり返したいという気持ちを押し殺さなくて良い。
貴方は、いじめっ子によって、辛く苦しい気持ちを何度も味わった。
貴方にその痛みを感じさせたのは、紛れもなく、彼らや彼女らだ。
貴方はその痛みに対して、「ふざけるなと」強く主張する権利は大いにある。
復讐したい気持ち、憎み恨む気持ち感じて当然だ。
彼らは貴方のことを軽んじたかもしれない。
でも、貴方がその彼らと同じように自分のことを軽んじなくて良い。
君が感じたふざけるなという強い怒りを、彼らは君に対してぶつけたかもしれない。
けど、君はその怒りをいじめっ子にすらぶつけようとはしなかった。
貴方が自分の中にある怒りや憎しみに気付いたとき、
その燃えるような気持ちを感じながらも、
相手にやり返さなかった貴方の強さを貴方自身が感じるだろう。
3.見返してやれ。
怒りも憎しみもぶつけなかった強い貴方なら、
何事にも耐えうる力があり、
それは貴方を成功へと導くと僕が自信を持って信頼する。
貴方のその鬼のような怒りの力の全てを、
貴方の人生を成功させる方へどうか注いで欲しいと思う。
どんな挫折よりも辛く苦しい、いじめの経験を一人で耐え抜き、
相手と同じ土俵に立たずに毎日を過ごした貴方には、
成功まで耐え抜き、やり抜くという力が既に備わっている。
どうかその貴方の才能を、貴方の幸せと成功のために使って欲しい。
4.今いじめられているなら、誰かに助けを求めて欲しい。
いじめという過酷な状況を、貴方が一人で耐え抜くことはしなくて良い。
貴方という存在はありのままで素晴らしく、
貴方という存在を大切に思っている人は必ずいる。
貴方のことを大切に思ってくれている人は、貴方の今の状況を見て何を思うだろう。
間違いなく、貴方のことを「助けたい」そう思うだろう。
それは、何よりも貴方に価値があり、貴方が素晴らしいから。
そして貴方を大切に思う人は、貴方の痛みに涙を流し、
貴方がいじめられるにふさわしい存在でないことを、行動を通して示してくれる。
僕がここまでに語った言葉の薄っぺらさがわかるくらいに。
助けを求めるのは怖くて勇気が居るかもしれないが、
貴方のことを大切に思う人に、貴方を助けさせてあげて欲しい。
5.貴方の友人との思い出を忘れないでいて欲しい。
貴方がもし、いじめられていた時に「誰にも助けてもらえない」という経験をしたとしたら、貴方は友人に対して、深く失望をしているだろう。
貴方は深い悲しみに沈み、
もう誰にも心を開かない、そう強く心に決めているかもしれない。
貴方は貴方なりに頑張り、
貴方は自分の全力を使っていじめに対応し、友を信頼した。
だからこその決断かもしれない。
でも、それでも、貴方がいじめられていた光景を見た友の顔を思い出して欲しい。
貴方の力になれないことに申し訳なさそうな顔をしてないだろうか。
また貴方に対して、少しでも言葉を掛けてくれた存在は、
貴方のことをどんな風に見ていただろうか。
貴方にはそんな存在が居たということを思い出して欲しい。
貴方は、本来一人になる存在ではなく、
人と共にいてこそ、輝きを放つ、素晴らしい存在なのだから。