誰かに甘え、構ってもらいたいと感じる貴方へ。

 

 

1.貴方の中の、悪いことしているな、という感覚を大切にして欲しい。

 

貴方は、誰かに構ってもらおうとしている中で、

何か、悪いことをしているなという風に感じることがあるかもしれない。

そうして、自分が誰かを必要としたり、

誰かに対して甘えようとすることに対して、否定したくなるかもしれない。

 

でも、そういう時ほど、自分のことを否定することをしないで欲しい。

貴方がそこで何か悪いことをしているなという風に感じるということは、

貴方は、過去にそれをして失敗したことがあり、

そしてその失敗からそれをしないように成長してきたということ。

 

その上で、貴方が愛し信頼することができる相手だからこそ、

構ってもらおうとしたり、甘えようとしたりしているということ。

だから、貴方がもし構ってもらおうとする行為を、

悪いことしているな、という風に感じるのだとしたら、

その時は、貴方が今まで失敗から成長してきたことを認め信頼してあげて欲しい。

 

そしてそれを認めることで、貴方はその人のことを信頼し、

安心感というのを感じているからこそ、

構ってもらおうとしたり、甘えたりすることを貴方が認めてあげて欲しい。

 

 

2.貴方の中の、嫌だなという感覚を大切にして欲しい。

 

貴方は、誰かに構ってもらったり、甘えたりしているうちに、

何か自分か望んでないようなことまでされているように感じ、

何がか嫌だな、という感覚を感じることがあるかもしれない。

 

そんな時、貴方は、自分が甘えるとか、構ってもらうとかを通して、

相手のことを信頼し、親密さを示した自分が悪いんだという風に感じ、

自分を責めたくなるかもしれないが、どうか自分のことは責めないで欲しい。

 

貴方が嫌だなと感じるということは、

貴方はそれを愛のようにも、親密さのようにも感じられないということ。

 

ということは、それが続けば、貴方は更に傷つく可能性があるということなので、

嫌だなと感じた時は、何よりも貴方の感覚というのを大切にしてあげて欲しい。

 

そこで嫌だなと感じるのは、何か相手に対しての親密さや愛を裏切るような、

そんな気がするかもしれないが、

貴方は既に構ってもらう、甘える、という行為で親密さや愛は、

伝えることをしているのだから、

それを認めるということを通して、貴方の嫌だという感覚も大切にして欲しい。

 

 

3.こいつ何も分かってないなという、貴方の中の怒りを大切にして欲しい。

 

貴方は、相手に対して構ってもらったりしている中で、

こいつ何も分かってないなと、怒りを感じるくらいの行動をされることがあるかもしれない。

 

そんな時貴方は、貴方のその気持ちを大切にするよりも、

自分が誰かに甘えたり、構ってもらったりをしたように、

相手のそういう行為も容認しなきゃと、自分の気持ちを否定するかもしれない。

でも、そんな時ほど、貴方が感じる怒りを大切にして欲しい。

 

貴方がそう怒りを感じるということは、

貴方は、相手とそのような関係性というのを築きたかったのではなく、

貴方は、ただ相手と対等に親密になりたかっただけなのかもしれない。

 

だからその貴方の純粋な気持ちを大切にするためにも、

貴方が感じた怒りというのを何よりも大切にして欲しい。

貴方が感じるその怒りというのが、貴方が相手との間で、

親密にな関係性を築きたいと願い、行動した何よりの証拠なのだから。

 

 

4.貴方の中のそんな暇がない、という感覚を大切にして欲しい。

 

貴方が、誰かに対して甘え、構ってもらおうとした時に、

貴方がそんな暇がないかな、と感じることがあるかもしれない。

そんな時、貴方はその気持ちを大切にする代わりに、

そりゃ今の自分じゃ後回しにされるよねとか。迷惑だよねとか。

自分のことを責めたくなるかもしれないが、そんな時ほど自分のことを責めないで欲しい。

 

貴方がそんな暇がないかな、と感じるということは、

貴方は過去の経験を通して、相手が自分がどういう状態ならば喜びを共に感じるのかという風な発想で人と関わっていた証拠であり、

相手と自分とで喜びを感じるために貴方が努力をした証拠である。

 

だから、貴方のそんな暇がないかな、という感覚を通して、

貴方が誰かとの間に喜びを感じれるために、

失敗から努力を重ねて成功してきたことを認めてあげて欲しいのです。

 

そして、そこまで成長を重ねてきた貴方が、

そこを置いて、心を許すことができたのが、

その相手だったということをどうか認めることをしてあげて欲しいのです。

 

 

5.貴方の中の、満たされないなという気持ちを大切にして欲しい。

 

貴方は誰かに構ってもらおうとしているときに、

何か満たされないような感覚というのを感じるかもしれない。

そんなとき貴方は、相手がせっかく応えてくれているのだから、

そう感じるのは失礼だしおかしいと、自分のことを責めるかもしれない。

 

でもそういう時ほど、自分のことをどうか責めることをしないで欲しい。

貴方が満たされないなという風に感じるということは、

貴方は過去に手にした喜びを今ここでまた感じようとしたけれども、

今の貴方を満たすものは、それではなかったということなのだから。

 

貴方は、過去に満たさなかった気持ちを感じたあとに、

様々な形で今日ここに至っている以上、

貴方の心は、昔の心の満たした方とは異なる満たし方が求められているのかもしれない。

 

ということは、満たされないなという思いが示しているのは、

貴方が昔よりも心の面で大きく成長を重ねたということであり、

またその気持ちは貴方がさらなる喜びを手にできることを示している。

 

だから、貴方がより今よりも喜びを感じて、輝くためにも、

貴方の中の満たされないという気持ちを通して、自分の成長を認めて欲しい。