セラピー8(保存用)

 

8□自分が伝えたいけど伝えられなかったことを書き、その後に許してくれませんか?お願いします、と書く。

 

・例

私は私の歩んでいく道を伝えたいです、許してくれませんか?お願いします。

私は私のミスを伝えたいです、許してくれませんか?お願いします。

私は私の感謝を伝えたいです、許してくれませんか?お願いします。

 

・目的

話すというような対象を必要とするものにおいては、

許してもらえると思ってるか、思ってないかが鍵となってくる。

 

子供の頃、自分の話を遮られたり、怒られたり、上から被せられたり、

許してもらえないと感じるような体験をするとそれが記憶として残る。

 

すると、許してくれそうと感じた部分しか話さないという現象が起きる。

 

またこのとき、その対象のことを、ずっと恨み続けていることがあり、

本当は伝えたいことを伝えようとするときに、

「この人は絶対に許してくれないだろうな」という感覚になりやすい。

 

場合によっては、伝えようと思っていたことが発想としても浮かんでこず、

何かムカつく的な感覚の元、怒りや喧嘩の火種に繋がることがある。

 

なので、今回は純粋さと本気の感覚を使って、

伝えられなかった痛みを超えて、伝えていくという選択をする。

これで、痛みを超えて、伝えたいことを伝えていけるようにしていく。

 

・解説

許してもらえなかったという痛みがある時、

こちらからもう一度許してもらおうとは、傷つきたくないから中々なりにくい。

 

そうすると、自分の伝えたいことを伝えるかどうかは、

子供の時に行なった判断を軸に

許してくれそうか許してくれなさそうかで判断していく。

 

そうすると、文句や愚痴の火種になるので、

この流れを変えるために、再度傷つく恐れを超えて、

許してもらえなかったことを許してもらう選択をしていく。

 

それに当たって、「許してもらえませんか?」という言葉を使うことで、

自分の中の純粋さを通して、相手の中の純粋さに焦点を当てていく。

 

そして最後は「お願いします」という言葉で腹をくくることで、

自分の中にある思いを「伝えたい!」という部分に乗せる選択を行う。

 

要は自分の全身全霊さを使って、何があっても伝える選択をするということ。

 

・効果

一番は「私はずっと相手のことを許してくれない人にしていたんだ」という気づきに繋がること。

 

許してくれない人という存在の元、自分を責めている時は、

 

事情を理解しようとしても「許してくれてないじゃん!」という意識が先行しやすいのだが、

 

純粋さに焦点を当てた後だと、

相手の良いところや、してくれたところに目がつきやすくなる。

 

そうすると、感覚として、自分の伝えたいことを伝えようとするときに、

許してくれそうな感覚に繋がりやすい。

 

・注意点

書いている時に、許してくれなかった時のイメージが浮かぶことがある。

そうすると、無理なようなダメなような無価値な感覚が押し寄せてくることがあり、

その書いたことが、他の人が普通にしてることであればあるほど、

惨めな気持ちになったり、怒りが湧いてきたり、

許してくれなかった人の人格を酷い方に判断するような感覚が生じてきたりする。

 

・対策

この惨めさというのは、許してくれなかったという判断から、

その判断を通して、許してもらえている人を見続けたというところからくる。

 

あくまで判断するトリガーを引いたのは相手であったとしても、

この判断を通して許してもらえている人を見続けたのは自分だ。

というマインドを持たないと、羨ましいという感覚の元、

羨ましい何かを許してくれなかった人のことを、

物凄い敵視する、被害者のマインドに陥ることがある。

 

こうすると、怒りとか恨みとか、そういった許してくれるまで俺はやらない、

という態度に繋がりがちなので、

これをやる時は、相手の中には必ず愛はあるという信頼が必要となる。