セラピー15(保存用)
15□自分が人からされたことを書き、それにより、起き続けたことを書く。
最後に、でも今日貴方のことを認めて、僕は貴方と繋がります、と書く。
・例
貴方が僕のミスやトラウマを見続けるから、
僕はもう一度同じことを繰り返すように感じるんです。
でも今日、貴方のことを認めて、僕は貴方と繋がります。
貴方が僕のことを分かろうとするから、
ぼくは、自分が惨めな気持ちになったりするんです。
でも、今日貴方のことを認めて、僕は貴方と繋がります。
貴方が僕のことを褒めるから、僕は惨めな気持ちになったりしたんです。
でも、今日貴方のことを認めて、僕は貴方と繋がります。
・目的
これは競争の感覚に焦点を当てたものであるのだが、
相手からの選択によって、自分側の行動することを選択しない部分に、
焦点が当たり、前に進まなくなってしまうことがある。
それは、相手側が、繋がれない痛みを通して、
努力や選択を繰り返して身に付けたからこそ、
その繋がれない部分に焦点を当てて指摘や指導を行う。
けど、こちら側にも同じような痛みがあると、
そこと癒着し、競争のような感覚が始まり、
この感覚が復讐の感覚を形成していかことがある。
それは、その感覚に対する当てつけのような感覚として、
「私はこれができるんだ、どうだ見たことか」みたいな意識を作る。
その意識があると、自分の痛みと繋がることができずに、
痛みとして残ってる感覚が「認めて欲しい」という気持ちのまま痛みになり続ける。
なので、今回のワークでは、
その行動を選択しない部分に焦点を当ててしまう痛みを、
その痛みを刺激してくる、同じような痛みを持っている人と繋がる選択をし、
またその人の乗り換えたところも認めることで、
痛みを癒し、相手の得てきた感覚も受け取れるような形にしていく。
・解説
痛みに触れているとき、
どうしようか、どう改善しよう、どう直そうかという発想になることが多く、
どう繋がるか、どう喜びを手にするか等々の、
自分の痛みを超える発想が浮かびづらい。
基本的に、褒めてもらう、分かってもらうなどの、
良い行いを相手にしてもらっていたとしても、
そこで感謝ができず、「悪いからなぁ」とか「この人はこう望んでるし」
等々の発想からそれを容認しようとしているときは、
自分の痛みと相手の痛みが癒着している状態となり、進まなくなる。
それを見分ける目安は、感謝できるくらい距離が離れてるかどうか。
感謝がないとき、自分の隠れた痛みや依存の部分を通して、
痛みを超えるかどうかの選択が相手次第となり、
自分に本来あるパワーを使えなくなる。
なので今回のワークでは、
相手の干渉によって、自分が選択し続けてきた思考の部分に焦点を当て、
それを書き出すことを通して、自分のできてない部分などを、
「そこに焦点が当たり続ければそうなるよな」という理解を通して認めていく。
そしてそこで、認めると繋がるの選択をすることで、
「私だったらそれはしない」等々の「私はそれよりも良いやり方を知っている」
という人のことを認め、その要素を受けたっていく選択をすると同時に、
そこと繋がる選択をすることで、痛みを持ってる自分でも選択することをしていく。
・効果
一番は、競争という感覚に終止符を打っていくことができること。
何か上から判断をされた時に、「私ではまだ繋がれないんだ」という痛みを通して、
優位性などから「これでもまだ繋がれないと言うのか」
みたいな感じで、あ、結局好きなんだねという感じになることがある。
こうすると、先ほども書いたように、
その痛みを通して学べることが学べず、
またその痛みを超える選択をずっとできず、
その痛みを超えるかどうかの選択を相手に委ねることになる。
そうすると、パワーが分散し、自分の本来の力が発揮できなくなる。
今回のワークでは、
こうした痛みをどうにかするのは相手次第だという風に、
分散してしまっている思考というのを、
自分次第だという風に持っていける効果がある。
・注意
劣等感や無価値感などの、繋がれない痛みの部分と、
相手を理由にして止めていた部分に焦点を当てるので、
自分の今までの「自分は他の人よりもここが優れてて、凄い」
という感覚か裏側に焦点が当たる。
それだけに、結局、自分は自分の奥底と向き合ってなかったからこそ、
こんな態度を取っていたのかという気付きと共に、
「もしかしたら自分の態度で誰かを自分と同じような気持ちにさせてたのかも」
という感覚を感じることがあり、
これが、今まで他者に分散していたエネルギーが戻ると同時に、
放心状態のような感覚になることがある。
自分の恥部に気付いてしまったような、そんな感覚である。
・対策
今までの思考の積み重ねやその思考からの選択。
そして、自分のある感覚を犠牲にして、
相手の何かに答えようとする意識は誤りだという意識を持ち続けることが大切になる。
そして同時に、
「相手が例えこう言っても、これを求めてきても、
私はもっと違う感覚を手にして、創造していく」
という意識が大切になってくる。
これが今の痛みの間で求めている感覚を今手にして、
その上でさらなる喜びや感覚を手にするという意識に繋がるので、
この意識を待つと抜けやすくなる。