セラピー18(保存用)
18□自分が今、他人を尊重して選択し続けてる部分を書き、選択しませんと書く。
最後に、私は今ここにある愛を受け取ります、と書く。
・例
私は、過去のこれしかないという声を選択しません。
私は今ここにある愛を受け取ります。
私は過去のもうやめてくれという声を選択しません。
私は今ここにある愛を受け取ります。
私は過去のこれくらい当然でしょの声を選択しません。
私は今ここにある愛を受け取ります。
・目的
他人が自分に求めてきた何かしらの言葉を、罪悪感を通して癒着し、
「この人はこうなることを自分に求めてきてるから、こうしなきゃ」
と、自分の意志や声や喜びよりも、
他者にとっての喜びを優先して、選択をしていくことがある。
これは自分にとっての喜びというのを無視した部分であるので、
報酬が得られなく、やがて沼にハマる。
その時の感覚として、
「これくらいのことで…」とか、
「相手は別に悪いことをしているわけじゃないのに、何て自分は…」
みたいな意識にハマることがあるが、
それは「これを私だけに求めてきてるのに、何で期待に答えれないの」
といったような、感覚からもたらされてくるものである。
そして、この時、相手の喜びを尊重しても、
自分の方に喜びがもたらされず、また期待ハズレの結果が多く起こると、
その経験を通して、段々と人の意見を聞くのが嫌になってくることがある。
自分にとっての喜びがある部分に焦点が当たる会話は、
素直さが発揮され、受け入れることができたとしても、
相手が体験を通して感じた喜びや成功を通した会話だと、
「本当にそうなの?」とか「それは求めてない」という感覚の元、
聞くのも受け入れるのも嫌な意識になることがある。
これは、言わば、「私はそれを受け入れて試しても、同じようにはならなかった」
という意識の元から生じる、過去の人物に対する復讐であり、
その復讐の感覚があると、みんな敵のように感じたり、
喜びや幸せを持つ人が、自分を邪魔する人のように感じられることがあり、
これが、自分にとっての喜びを探す、障害となることがある。
なので、今回のワークでは、
この復讐の部分にも、罪悪感からくる癒着の部分にも終止符を打つため、
過去の選択からくる、誰かの声を選択しないことを選択し、
そして、「今ここにある愛を受け取る」と選択することで、
ただ自分の奥底から愛というのを見つけ、感じることをしていく。
本来、愛は、誰かに強要されるものでも、誰かに感じさせてもらうものでもなく、
自分から見つけ感じていくものであり、
それはただ主観で完結するものであるので、
この選択で、自分自ら愛を感じていけるようにしていく。
・解説
相手から何かを求められたとき、「これだけじゃダメなの?」という感覚の元、
そこから喜びを感じたりする感覚に入らないと、
自分が悪いようなダメなような感じに入ることがある。
ここから、対応を変えようという発想になることがあるのだが、
これだと、答えが相手の反応の変更という部分になるので、
「どうして自分はこうなんだろう」という思考になりやすくなる。
そしてこの時、「私はこんだけ貴方のために選択したのに、これは得られなかった」
という感覚が続くと、段々とそれが怒りや憎しみや恨みに変わることがあり、
いつの間にか、相手が敵になることがある。
この時に全体的に求めているのは、私の選択した愛に対する承認であり、
求めることに答えるかどうかの選択は、
この承認の先にあるのだが、「これだけじゃダメなの?」
という感覚を最初に感じると、その答えるかどうかの選択まで進まなくなる。
そうすると、「求めてないのに」とか「この人は我儘だ」
みたいな、「これだけじゃダメなの?」という風に、
思わせないでという意識からくる、防衛の気持ちが働いてくる。
なので今回のワークでは、
その「これだけじゃダメなの?」という感覚を引き出すような言葉を、
書き出し、それを選択しないと選択することで、
「私は自分が不足であると思うような選択はもうしないと」選択していく。
そして次に「私は今ここにある愛を受け取ります」と選択することで、
自分が選択した愛や、その人との間で感じられた愛に焦点を当てていく。
要は、不足を感じることよりも、愛を感じることを選択していくということ。
・効果
一番は、普段自分が無意識に行なっている、
相手のためという選択を変えていくことが可能となる。
「私は自分の不足分よりも、自分の喜びと愛を選択する」
ということで、
自分が普段、人という存在を通して選択し続けて、
喜びや愛を感じない部分を意識的に変化させていけるようになる。
・注意点
このワークは、「私ができてないから悪いんだ」という思考の積み重ねから取得していた、相手の良きところ素晴らしいところを見ない、
最低な自分になるといったような感覚を感じることがある。
こうした気持ちは、「私が悪い」という感覚があれば、必ず感じるもの。
その時、「あの人は別にこんな意図で言ったわけではないのに」
「あの人にはこんな気持ちないはずだし、私の勘違いだし」
といったような、私の気持ちと相手の気持ちとが一致しないような、
そんなドロドロした気持ちと、自分が最低なような気持ちを感じることがある。
・対策
「私がこうしていると、あの人はこうなる」といったような感覚を採用すると、
自分の悲しみを通して相手の悲しみに焦点を当て、
その悲しみから生じる相手の行動をイメージとして描くので、
自分の気持ちを吐き出すことが相手を傷つけてるように感じる。
なのでここでの大事なことは、
「私は私の喜びと愛を大切にする。」
「それが私のためであり相手のためでもある、私がリーダーシップをとる」
という意識を持って行っていくことが大事となる。
「私がこうすると相手がこうなる」というイメージだけだと、
「私が耐えていれば良い」という発想になりやすく、
それが「私はこうしてるだけじゃん」という感覚と合わさると、
「貴方がこうなるせいで、私はこうなってる、貴方が悪い」
という感覚になり、相手を悪者にする感覚に至ってくる。
この組み合わせだと、「私はこれだけじゃダメなの?」といった部分に焦点が当たらなくなり、自分は充分なことをしたという方向に視点を向けなくなる。
なので、「私がこうすると貴方はこうなるのはわかる」
「そして貴方がそうなるのを心配すると、私は欲求を伝えられない」
「だけと、私はそれだと私の不十分さを充分だと愛することができない」
「私はこの連鎖は、私が自分の不十分さを感じた時に、
貴方にこそ、愛があると選択したのがただ誤りだった、だから私はこう感じる」
「だから私は今ここで、自分で自分を充分だと愛していく。
そうすることで、私も貴方も変わると信頼する」
という感覚のつながりを作ると、抜けやすいように思う。
こうした問題まで発展する場合、
奥底で感じている感情は自分も相手も同じであることが多いので、
自分で自分を満たす選択をしていくことで、
相手に対する対応が変わり、どちらも抜けていくことができる可能性がある。