自分のことを依存的だと思う貴方へ。
1.貴方は依存的ではない。
貴方は自分の中の、誰かを必要としているような感覚を見て、
自分のことを依存的な人だと思うかもしれない。
しかし、貴方は、その相手が居なかったときは、どうだったのだろうか。
自分の気持ちを、自分なりに何とかしていたのではないだろうか。
だからどうか、他者の依存的だという判断以上に、
貴方が貴方なりにしていた、行動を認めることをしてあげて欲しいのです。
そうして、自分の誰かを必要としている部分だけを通して、
自分のことを、依存的だと判断しないで欲しいのです。
2.貴方が心の中で思っていた誰かに対する愛を認めてあげてください。
貴方は、自分なんか誰のためにもなってない、
自分なんか誰かのために何もできない、そんな風に思ってるかもしれない。
しかし、貴方はそう思いながらも、
誰かに対して心配をしたり、誰かに対して涙を流したり、
誰かに対して、何とかしてあげたいと思っているはずだ。
貴方に対して投げかけられる言葉の多くは、
その貴方の中にある思いや愛を見てのものではなく、
貴方の行動を見て、投げかけられるものだ。
だから、どうかその言葉の数々を本当の自分だとは思わず、
貴方の中には行動している人たちと同じかそれ以上に、
誰かに対する愛があるということを認めてあげて欲しい。
貴方がそれを認めることができれば、貴方はすぐに行動できるから。
3.貴方が過去、誰かのために行動したことを思い出して欲しい。
貴方は、今自分の行動が人に対して依存的だと思うかもしれないが、
貴方は過去、誰かのために行動した方は必ずあったはずだ。
貴方に対して依存的だという人は、貴方の今を見て言うが、
その言葉は貴方の全てを言い表すものではない。
だからどうか、過去の自分が誰かにしてあげたことを認めることで、
誰かの依存的だという言葉を信じないで欲しい。
そして貴方の中に元々備わることをしていた、
人のために何かをできる自分を信じてあげて欲しい。
4.依存的な気持ちを責める自分を大切にしてあげて欲しい。
自分のことを依存的だと思う貴方なら、
そんな部分を人に見せないために、自分の依存的な気持ちに対して、
責めるという気持ちを持つことをしているはずだ。
貴方のその依存的な部分を責める気持ちは、
貴方が依存的であることよりも、違うことを望んでいるということだ。
それは、誰かのために、やめたいということではないだろうか。
貴方のその自分を責める気持ちは、
貴方が依存的な人ではなく、誰かのために生きたい人であることを表している。
だからどうか、そんな自分を責める気持ちを大切にすることで、
自分自身の誰かを思う、本当の愛を大切に信じてあげて欲しい。
5.貴方の誰かを必要とした気持ちに応えてくれた人を思い出して欲しい。
貴方の誰かを必要とする気持ちに応えてくれた誰かは、
貴方のことを依存的な人だという風に突き放しただろうか。
貴方のことを思い、貴方の状況をそれとなく理解し、
貴方のために何かをしてくれたのではないだろうか。
貴方は、その相手の、貴方に対して向けた愛をどうか受け取って欲しいのです。
その愛は貴方が日々放っていた価値や魅力を、
感じた人から贈られた、貴方に対する特効薬のようなものなのだから。
もし貴方が、自分は人のために行動できる人と思いたいのなら、
その贈られた愛を受け取ってみるということをどうかして欲しいのです。