自由にやらせてもらえないことに、怒りを持つ貴方へ。
1.貴方の中の文句を言うなよ、という感覚を大切にして欲しい。
貴方は心の中で、誰かに対して、文句を言うなよと感じるかもしれない。
そのとき同時に、
その人のせいで、自分が思うようにいかないような気がするかもしれないが、
そう感じる自分のことをどうか責めることをしないで欲しい。
貴方が誰かに対して文句を言うなよと感じるということは、
貴方は貴方なりに自分の感性と感覚を使って表現することをし続け、
しかし、その貴方の感性を邪魔してくると感じることがあったのかもしれない。
つまり、貴方は、誰かのせいにしているのではなく、
貴方なりに、新しい一歩を進み続けてきたからこそ、
文句を言うなよという言葉を感じることになったことをどうか認めてあげて欲しい。
貴方が自分なりに歩みを進めることをしていなければ、
貴方は、誰に対して文句を言うなよという言葉を感じないのだから。
2.貴方の中の、楽しくないという感覚を大切にして欲しい。
貴方は、誰かの練習メニュー、誰かのやり方を聞いた時、また実行した時、
全くこれは楽しくない、という風に感じるかもしれない。
だとしたらそれは貴方が、今まで積み上げてきたことを通して、
これでは何にも繋がらないことを体感として知っているから感じている。
つまり、貴方がそう感じるということは、
今まで貴方が、貴方なりに全力で頑張り積み上げてきた証拠であり、
貴方は、全力でやってきた中で、
貴方が目指していたものが手に入らなかった経験をしているということなのだから。
他の誰かは、貴方のその様子や言葉を見聞きして、
不満を言うなよというかもしれないが、
その言葉よりも、貴方の楽しくないという感覚を大切にして欲しい。
貴方のその感覚は貴方の全力を通して何かを手にできなかったから感じれるものであり、
その感覚から生まれる貴方の意見は貴重なもの。
だから、自分のことをネガテイブだとか、
不満ばっかり言うやつだと責めるのではなく、
貴方の楽しくないという感覚を通して、
貴方の手に入れられなかった時のことを認めてあげて欲しい。
貴方のその感覚から生まれる意見は貴重で素晴らしいものなのだから。
3.貴方の中の、みんなこうすれば良いのに、という感覚を大切にして欲しい。
貴方は、貴方なりの自由なプレーをできる時間を過ごしたとき、
普段からみんなこうすれば良いのにと感じることがあるかもしれない。
だとしたら、その感覚を何よりも貴方自身が大切にして欲しい。
貴方は、その感覚を、今は遊びの時だからこうできるんだと、
瞬時に否定することをしてしまうかもしれないが、否定はしなくて良い。
貴方が、みんなこうすれば良いのにと感じるということは、
貴方は、貴方の今までの失敗やミスの経験を通して、
どういう状態なら、人は最善のプレーを行うことができるのか、
ということを貴方が何よりも理解できているということ。
だから、貴方がみんなこうすれば良いのにと感じれるその、
貴方のみんなをより良い状態に導けるその才能を、
どうか貴方自身が大切にすることをして欲しいのです。
貴方は、下手くそでも、みんなより劣っているわけでもなく、
貴方は貴方にしかできない、その大きな才能を持っているのだから。
どうか、それを何よりも貴方自身が信じてあげてください。
4.貴方の中の、こうした方が良いのにという感覚を大切にして欲しい。
貴方は、誰かのプレー、誰かの言葉、実践している姿を見て、
もっとこうした方が良いのにという風に感じることがあるかもしれない。
そしてそのとき、もしかしたら貴方は、
そう感じることが、
誰かのプライドを傷つけたり、お節介に繋がるようにかんじるかもしれない。
だとしても、貴方がそう感じたことを貴方自身が否定しないで欲しい。
貴方がこうした方が良いと感じるということは、
貴方だったらこうするという、貴方が見聞きしてイメージしてしたことや、
貴方が実際に経験して得てきた感覚であるので、
その貴方の積み上げてきたものを、貴方自身が何よりも大切にしてあげて欲しい。
その貴方の感覚と意見というのは、貴重なものであり、
その意見と感覚は貴方と誰かの成長に必ず繋がるものだから。
5.貴方が上手くいかなかったことはない。
貴方は、自分の心の中で、上手くいかないと感じることがあるかもしれない。
だとしても、貴方上手くいかなかったと思う気持ちを否定しなくて良いし、
自分が上手くいかなかったことがあると思うことをしなくて良い。
貴方が上手くいかないと感じるとき、
貴方は、貴方が過去にした失敗が繰り返されているからそう感じ、
貴方はその失敗とは違うことをしたいと考えてるからそう感じる。
そのとき、同じ失敗を繰り返す自分をとてもダメに感じるかもしれないが、
貴方は失敗という一つの形を知っているから、
上手くいかないと感じるということであり、
貴方は、今まである一つの形をを習得したとしても、
別の形を習得しようと今も努力を続けているということである。
だから上手くいかないと感じたときは、その感覚を大切にすることを通して、
貴方がある一つの形を習得していることと、
別の形を今も習得するに向けて、全力を尽くしていることを認めてあげて欲しい。
貴方は昔から失敗などしていないし、
上手くいっていないことなど一度もないのだから。