怒りと文句で自分の気持ちを伝え続けてきた貴方へ。

 

1.貴方が、怒る前に思っていた、してあげたいなという気持ちを大切にして欲しい。

 

貴方は、誰かに対して怒りや文句で自分の気持ちを伝える前に、

貴方はその相手に対して、何かをしてあげたいなと感じていたかもしれません。

 

だとしたら、貴方はその気持ちというのを大切にして欲しいのです。

貴方は、その気持ちがありながらも、

相手がそれを受け取ってくれないような感じを感じたからこそ、

怒る、文句、という形で貴方の気持ちを伝えることをしたのかもしれない。

 

だから、貴方のその怒りと文句を大切にすることで、

貴方が怒り、文句を言う前に抱いていた、貴方の愛というのを、

まずは貴方自身が大切にすることをして欲しいのです。

 

貴方のその愛は何よりも素晴らしく、美しいものなのだから。

 

 

2.貴方の中の、ふざけるなという感覚を大切にして欲しい。

 

貴方が心の中で、ふざけるなという風に感じるとしたら、

貴方は相手のことを貴方なりに愛したけれど、

相手は、貴方の与えた愛とは全く違う行動をしたのかもしれない。

 

だとしたら、貴方のその強い怒りというのは、

貴方がその人のことを貴方なりに本当に強く強く愛したということ。

だから、貴方のその中にある愛というのを、

ふざけるなという感覚を通して大切にして欲しい。

 

貴方の大きな愛は、誰かに否定される以前に大きなものなのだから。

 

 

3.貴方が感じる、これだけしたのにという徒労感を大切にして欲しい。

 

貴方は誰かに対して強く怒ったとき、

これだけしたのに、結果はこれか、という徒労感を感じるかもしれない。

 

貴方にとってその徒労感というのは、

貴方が相手のことをある状態にまで愛そうとした結果である。

だから、貴方がそこまで相手のことを愛そうとしたことを認めてあげて欲しい。

 

貴方はそう感じ、誰かのことを怒るまで、誰かのことを愛した。

だから、貴方の中の、その徒労感を通して、

貴方の中の相手に対しての大きな愛というのをどうか認めてあげて欲しい。

 

貴方は、怒る人でも激怒する人でもなく、

相手のことを、強く大きく愛している人なのだから。

 

 

4.貴方の中の、自分の何がダメだというのだ、という気持ちを大切にして欲しい。

 

貴方は、相手が貴方の思うような反応をしてくれたなかったり、

思うような状態にならなかったとしたら、

貴方は自分の何がダメだったんだと感じるかもしれない。

 

そのとき、貴方は、自分が本当に悪いことをしたような気がして、

相手に対して強く責めることをしてしまうかもしれない。

 

だとしたら、貴方は、自分の何がダメだと思うくらい、

相手の変化を期待して、愛し続けたということであり、

かつ、貴方は相手が自分の期待通りにならなかったときに、

自分が悪かったと思うくらい、愛の大きな人であるということ。

 

だから、どうか、貴方のその愛を、

自分の何がダメだという気持ちを通して大切にして欲しいのです。

 

そして、貴方は例えどんなに怒っていたとしても、

相手のことを愛し続けているということを信頼して欲しいのです。

 

 

5.貴方はダメではない、そう自分を信じてあげて欲しい。

 

貴方が強く激怒するくらい、貴方の愛が受け取ってもらえない状況が続くと、

貴方は自分じゃダメなのかもしれない、と感じることがあるかもしれない。

 

そうして、貴方の中の愛まで否定をするかもしれない。

だとしても、貴方は、自分のことをダメだとは思わなくて良い。

 

貴方は、相手が愛を受け取らなかったとき、

その人に対する愛を止めるという選択ではなく、

自分じゃなくて他の人なら、という発想で、

なお、相手のことを違う形で愛そうとしている。

 

貴方は、それだけ愛が大きいということをどうか認めて欲しい。

そうして、貴方の自分じゃダメなのかもという思考を認めることを通して、

自分が例え、相手に愛を受け取ってもらえなかったとしても、

自分じゃない形でも相手を愛そうとしていると、

自分がいつ如何なる時でも相手のことを愛そうとしていると信じて欲しい。